Publish 2019.08.06
ちょっと前にRolandからTD-17が出たタイミングでVH-10というハイハットが発売されました。VH-11の後継機なのか下位互換なのかはわかりませんが、定価は8000円ほどVH-10の方が安いです。
スペックの違いは若干あって、VH-11の方がコントローラーに金属パーツが使用されていて、シンバル部分も若干厚くて重めです。
僕はTD-10 + TDW-1という結構古めの音源モジュール使ってるんですが、このモジュールはVH-11に対応してます。VH-10とVH-11は基本的な構造は同じようなので、僕のTD-10でも問題なく使用できました。さすが純正品、最高に使いやすいです。普通のことなのかもしれませんが感動しました。
また、VH-10はあまり単体での情報が少なめですがこちらの動画ではVH-10とVH-11の違いについて詳しく解説してますので興味のあるか方はどうぞ。
さて、本題です。いきなりですが分解していきましょう。
VH-10/VH-11はシンバルとコントローラーからなります。
シンバル部分は今回は保留です。ピエゾとフィルムスイッチが入っているだけでしょう。YAMAHAのシンバルとの比較はまたの機会で。
コントローラーを分解していきます。分解といっても底面にあるネジを3つ外すだけです。これで壊れちゃうってことはないかと思いますが、一応自己責任で。
底の蓋が外れるとこんな感じになります。
奥に見えるフレキ基板がセンサーです。ちゃんと使ったことはありませんが、FSRと同様で可変抵抗です。センサーの上を手前のパーツに付いている白いローラーが転がることでその位置を検出しています。直接ローラーがセンサーに当たるとセンサーが傷つく恐れがあるのでシリコン?の1mm厚ぐらいのシートが貼ってあります。
自作する場合はSoftPotを使うといいでしょう。
機能的には全く同じものです。押した位置によって抵抗値が変わります。スライダー型可変抵抗のフィルム版って感じですかね。
で、このセンサーにどんな感じで位置を伝えているかと言うと、
ローラーがセンサーの上を転がることで位置を検出しています。写真だとわかりづらいですが、しっかりローラーがセンサーに押し当てられるようにバネで押さえつけるような構造になっています。単純明快な構造です。
これ以上分解する必要はなさそうなので元に戻します。
続いてオシロで信号を見てみましょう。ハイハットコントローラーにはステレオケーブルが使われいるので3本の導線があります。TRSってやつです。ちなみTRSはTip Ring Sleeveのことです。
追記:勘違いでした。ハイハットコントローラーはモノラルケーブルです。
下の画像のように配線して、A0に繋ぐ黄色い線の電圧をオシロで読みます。
結果はご想像通り、押すと電圧が上がって
離すと下がります。
映像にするとこんな感じです。
以前作ったFSRはこんな感じ。若干渋いですがオシロの信号からもわかるようにRolandの音源モジュールで普通に使えるのも納得です。
以前FSRとは別にTCRT5000というフォトリフレクタでハイハットコントローラーを作りましたが、当時はあまり知識もなく"TCRT5000"で画像検索した回路をそのままハイハットコントローラーに内臓してました。
これ、回路をちょっと修正したらRolandのモジュールで使えるんじゃないかと思うんです。光学式だと何が嬉しいかというと、機械的な構造が必要ないので設計が楽です。VH-10やVH-11の構造を3Dプリンタで作ることもできますが回転部分やバネなど、どうしてもパーツが複数になりますが、光学式なら箱を作るだけでいいので簡単に作れますし、何よりも3Dプリンタだけで完結しますしね。
できるかどうかわかりませんが、次回はTCRT5000を使った光学式ハイハットコントローラーがRolandの音源モジュールで使えるようになるのかを試してみます。